仕事や人間関係など、ふとした時に訪れる精神的な「心が苦しい」「胸が苦しい」時の対処法について、ヒントとなる行動5つをまとめました。
心が苦しい!胸が苦しい!そんな時にどうしたらいいの?
その1・片付けや掃除をする
心が苦しい、胸が苦しい、というのは自分の内側のことなので、自分の思い方や考え方次第で和らぐのですが、そうはいってもなかなか思考の切り替えはできないものです。
心や頭の中がグルグルでぐちゃぐちゃだから苦しい…
そこで、心の中を整理整頓するために、自分の部屋や家、机の上などを片づけたり掃除をしてみましょう。
物理的に整理整頓をすると、精神的にも連動して整理整頓されやすくなります。
簡単にいってしまえば
「今目の前にある机の上を整理整頓してきれいにできる自分=心の中も整理整頓してきれいにできる」
と脳が思ってくれます。
また目に映る情報が多いと脳が処理する情報量も増えてしまうので、すっきり片付けることで余計な情報量が増えることがなくなり、無意識に働いている脳の疲れを軽減させたり休ませたりすることにもつながります。
その2・寝る(睡眠)
心がつらくて眠れない…と思うかもしれませんが、目を閉じて呼吸と寝ることに集中してみましょう。
目を閉じるのは先ほどの片づけと同様「目からの情報をなくして脳や心を休ませるため」。
眠れなくても目を閉じて体を横にするだけでも効果あります。
かえって余計に物事を考えてしまう…という人は音楽をかけても良いですね!
ヒーリングミュージックや瞑想などの音声を耳にして実践するのも手です。
その3・運動する(行動・動く)
精神的に「心が苦しい・胸が痛い」を「身体的にドキドキする」に変えてみましょう。
ジョギングや運動によって心拍数を上げることで「運動したから」とすり替えることはもちろん、スポーツですっきりすることにもつながります。
また、心が苦しい・胸が痛くなるくらい悩んでしまうというのは、心が疲れている状態だから。
実は、心だけが疲労状態で、体は全く疲れていない!というバランスの悪い状態だと、余計にも心が落ち込みやすくなります。
心が疲れている分、体も同じくらい疲れさせてあげると、心身のバランスがとれて精神的負担が減ったり、また寝つきがよくなったりと良い効果をもたらすことが多いです。
その4・真正面から挑んでみる(作業する・行動)
今辛いのに、ですか?
そう思うかもしれません。
心が苦しい・胸が苦しいということは、ストレスやプレッシャーがかかっている状態かもしれません。
先述の「心がつらい分、体もつらくすると楽になる」運動のように、心だけ動いている状態よりも実際に行動してしまった方が楽になる場合も多々あります。
ケガや病気でたとえるなら
「痛いのが嫌だからと手術を避けているよりも思い切って受けて直してしまった方が良い」
「傷口が開いているうちに、しっかり異物を取り除いたり消毒してしまった方が楽。傷口が閉じた後だとずっと違和感があるままだし、また開いて取り除くのは痛い」
といったこともあり得ます。
その5・人に話す&人に頼る
「それができないから、心が痛くて、胸が苦しいんです…」
そう思っているかもしれません。
逆を考えてみてください。
自分の身近な人ーー家族や友人、仲間が同じように苦しんでいたら「話を聞いてあげたい」「言ってよ!聞くくらいできるよ!」と思ったりしませんか?
あなたの周りや身近な人に話してみるのも一つの方法です。
考えが変わったり、悩みが整理されたり、話すことで気持ちが楽になることだってあります。
心が苦しい・胸が苦しいときの心理学的・スピリチュアル的対処法
仕事や人間関係など、ふとした瞬間に心が押しつぶされそうになることは誰にでもあります。
ここでは「心が苦しい」「胸が苦しい」と感じるときに実践できる具体的な行動5つに加え、心理学とスピリチュアルな観点からのヒントをまとめました。
その1・片付けや掃除をする
心が苦しいときは頭の中も混乱しやすいものです。心理学では「外界の整理は内面の整理につながる」とされ、掃除や片付けによって自己効力感(自分はやれるという感覚)が高まるといわれています。
スピリチュアルな視点から見ても、不要な物を手放すことは「停滞したエネルギー」を浄化する行為。空間を整えることで心に新しい風が入り、直感や前向きな気持ちが戻りやすくなります。
その2・寝る(睡眠)
心理学的には、睡眠は「感情のリセット機能」を持ち、脳が嫌な記憶やストレスを整理する重要なプロセスです。眠れなくても目を閉じるだけで脳への刺激を減らし、副交感神経を優位にする効果があります。
スピリチュアル的には、睡眠は魂を休める時間とも言われ、眠りに入る前に「今日も一日よく頑張った」と自分をねぎらうことで波動が整いやすくなります。ヒーリング音楽や瞑想音声を取り入れるのもおすすめです。
その3・運動する(体を動かす)
運動によって分泌されるエンドルフィンは「幸せホルモン」と呼ばれ、気分を高め不安をやわらげる働きがあります。心理学的には「行動活性化」といい、心が沈んでいる時こそ体を動かすことが回復につながるとされています。
スピリチュアルな視点では、体を動かすことはエネルギーの滞りを解放すること。自然の中でウォーキングするだけでも、地球のエネルギーとつながり「グラウンディング(心を安定させる効果)」を得られます。
その4・真正面から挑んでみる
心理学的には、問題から逃げ続けるよりも「小さな一歩」を踏み出すことで自己肯定感が高まり、不安が減るといわれています。課題を細分化し、まずはできることから手をつけると、心の負担が軽くなります。
スピリチュアルでは「魂は乗り越えられる課題しか与えない」と考えられています。苦しい状況こそ、自分が成長するための通過点。行動することで宇宙のサポートやシンクロニシティ(偶然の一致)が起こりやすくなるといわれています。
その5・人に話す&人に頼る
心理学では「カタルシス効果」と呼ばれ、人に悩みを話すだけで感情が浄化される作用があるとされています。言葉にすることで、頭の中の混乱が整理され、自分の本当の気持ちに気づくこともあります。
スピリチュアルな観点では、人とのご縁はエネルギー交換の場でもあります。信頼できる人に話すことで自分の波動が軽くなり、心が癒されるのです。誰かに頼ることは弱さではなく、「愛を受け取る力」でもあります。
まとめ:悩みがないのに心・胸が苦しい時は病院へ!
精神的につらくてどうしても心が苦しい時には、無理をせず病院へいきましょう。
場合によっては、精神的なものではなく、病気・疾患が理由で胸が苦しくなっている場合もあります。
精神的に苦しいときには、掃除・睡眠・運動・行動・対話といった具体的な方法に加え、心理学的な視点とスピリチュアルな視点を取り入れることで、より深い癒しを得ることができます。
そして「悩みがないのに心や胸が苦しい」といった場合は、身体的な病気が原因の可能性もあるため、無理せず病院に相談してください。
心と体、そして魂の声に耳を傾けながら、少しずつ自分を整えていきましょう。